「昔から絵を描くのが好きだった」
「子育ても少し落ち着いた今、もう一度“自分の時間”を大切にしたい」
「どうせなら、好きなことで少しでも収入になったらいいな」
そんなふうに思って、イラストの副業をしたいと考える主婦の方は多いと思います。
でも、ネットで見かけるのはこんな声ばかり。
- 「イラスト副業は稼げない」
- 「趣味の延長では通用しない」
- 「プロじゃないと無理」
ネットやSNSを見ても、ネガティブな言葉ばかりで調べている段階から戦意喪失…となる情報ばかりですよね。
せっかく勇気を出して一歩踏み出そうとしているのに、そんな言葉に押しつぶされそうになること、ありませんか?
この記事では、私なりに「イラスト副業は稼げない」と言われている理由を分析してみました。
もしあなたが「絵を描いて自分らしい人生を送りたい」と心から願っているなら、まだ諦めなくていいかもしれません。
「イラストでは稼げない」と言われるの本当の理由
「イラストでは稼げない」と言っている人は、「絵を描いてお金をたくさん稼ぎたい」と思っている人たちかもしれません。
イラストは、確かに市場のお金の単位が小さく、たくさん稼ぐにはいばらの道だと容易に想像できます。
何十万円単位で動く仕事は限られており、個人のスキルや営業力、継続的な発信などが求められます。
でも、それがすべての人にとっての「成功」でしょうか?
例えば…
- 月に数千円でも、自分の好きな絵で収入が生まれることが嬉しい
- 本業に依存せず、気持ちに余裕を持てる副収入を得たい
- 誰かに「ありがとう」と言ってもらえることが心の支えになる
こういったゴールを持つ人にとっては、「イラストで稼げない」は当てはまりません。
つまり、何をもって「稼げている」とするかは人それぞれ。
大金を目指す人には険しい道でも、「心が満たされる働き方」を求める人には、イラスト副業はぴったりの選択肢になるのです。
だからこそ、自分の理想や生活スタイルに合わせた“ちょうどいい目標”を見つけることが、長く続けるカギになります。
「好きなことを仕事にして、自分らしい人生を送りたい」という考えなら、イラストの副業は稼げないという思考にはならないのです。
稼げない理由は「才能不足」ではない
副業でイラストを始めた人がつまずくのは、実力やセンスが足りないからではありません。
1. ビジネスの視点を持っていない
趣味から副業に変えるには、「誰に・何を・どうやって売るか」という考え方が必要になります。
これが抜けていると、どんなに素敵な絵でも収入につながりません。
例えば…
- 誰に:育児中のママたちに
- 何を:子どもの名前入りイラストのオーダーを
- どうやって:Instagramで育児系アカウントとつながりながら、ストーリーで作品例や制作過程を紹介し、DMやminneで販売する
というように、具体的に「届けたい相手」と「提供する価値」「発信と販売の導線」をセットで考えることで、イラストが“商品”として成り立ち始めます。
つまり、絵がうまいかどうかよりも、「誰のために」「どんな価値を届けるか」を設計できるかどうかが、副業としての明暗を分けるポイントです。
私も文章を書く仕事をしたくて、今はクラウドワークスでライティングのお仕事をしています。
この経験を通して学んだことは、「文章を書くだけではダメ、クライアントが求める着地点はどこか?」を理解していないと収益には繋がらないということです。
2. 目的地があいまい
「イラストで稼ぎたい」と言っても、何を目指しているのかは人それぞれ。
SNSでフォロワーを増やしたいのか、グッズを売りたいのか、企業案件を受けたいのか。
目的が曖昧だと、行動がぶれやすくなります。
たとえば、「とにかく描いて投稿する」だけでは、何をゴールにしているのかわからないまま、やみくもに疲れてしまうことも。
自分はどんな働き方をしたいのか(在宅・週末だけ・本業にしたいのか)、誰に見てほしいのか、何を売りたいのかを具体的にすることで、取るべき行動が明確になります。
目的がはっきりしていれば、必要なスキルや発信の方向性も絞れます。
逆に、それが定まっていないと、「いいと言われたことは何でも試す→結果が出ない→自信をなくす」という悪循環に陥ってしまいがちです。
だからこそ、まずは「自分にとっての成功って何だろう?」と立ち止まって考えることが、副業を長く続けるための第一歩になります。
3. 学びの時間を後回しにしている
絵の練習ばかりに時間を割いてしまい、売り方や届け方を学ぶ機会がない…。
社会人に多いのは、「自分で調べて何とかしよう」とするけれど、途中で情報が散らかって疲れてしまうパターンです。
YouTube、X(旧Twitter)、ブログ記事、note…。
無料の情報があふれているからこそ、「どれが正しいの?」「今の自分に必要なことは何?」と迷ってしまい、結局“実行できないまま時間だけが過ぎていく”ということも珍しくありません。
また、「ちゃんと学ぶのはお金がかかるから」と自己流で頑張ってしまいがちですが、実は正しい順序と考え方を知るだけで、遠回りせずに済むことがたくさんあります。
限られた時間とエネルギーを効率よく使うためにも、描くことと同じくらい、売るための知識・届けるスキルを“学ぶ”ことが大切です。
「描くこと=完成」ではなく、「届けて誰かに喜ばれてこそ完結する」という意識に切り替えることで、副業としてのイラストは現実的に育っていきます。
私の経験談
実は、子どもの頃から「いつか文章を書く仕事ができたらいいな」と、心のどこかで思っていました。
でも当時は、「現実的じゃないし」「どうせ無理だし」と、自分でそんな夢はなかったことにしていたんです。
そのまま、進学・受験と流れに乗るように大学まで進みました。
けれど迎えたのは就職氷河期。
正社員の求人は少なく、周囲も焦りや不安を抱えている状況。
例にもれず、私も新卒での就職にはつまずきました。
結局、結婚するまでの数年間は契約社員や派遣社員など、いわゆる「不安定な働き方」を続けていたんです。
当時の私は、「夢を追う」どころか、ただ生活を回すだけで精一杯…奨学金も借りていたので返済だけでカツカツでした。
その後、結婚をしたばかりの時に、とても大きな病気をしてしまい、長い治療に時間を費やしながら、子育ても並行して毎日を過ごしていました。
「このまま、私の人生はやりたいこともできず、体も丈夫ではなくなって、ただ終わっていくのかな」
そんな漠然とした不安や焦りに押しつぶされそうになりながら、気持ちが上がらない日々が続きました。
しかし、コロナ禍の中で「Webライター」という仕事があることを知り、勇気を出してクラウドワークスに登録。
文章を書く仕事を少しずつスタートさせることにしました。
さらっとこの流れを書いていますが、ここに至るまでにはかなり紆余曲折がありました。
何度も仕事の応募するしないの葛藤を繰り返したり、やらなくていい理由まで考え出してしまい、自分に自信が持てず、勇気が出なくてなかなか一歩を踏み出せなかったのです。
でも、小さな一歩を踏み出してみたことで、「ああ、私は今、自分らしい人生を始めるスタートラインに立てたんだ」と思えるようになりました。
このとき、私がゴールにしていたのは「たくさん稼ぐこと」ではありません。
「文章を書く仕事で、お金をいただくこと」
それが、私にとっての“夢のひとつのカタチ”でした。
もちろん、Webライターとしてスタートしてすぐに大きな収入を得られる人もいます。
でも、私のような初心者にとっては、現実的にいえばパートに出たほうが効率よく稼げることもあるんですよね。
それでも、「自分の好きなことを形にして、誰かの役に立って、感謝されて、お金をいただけた」
この経験は、数字では測れない大きな自信と喜びを与えてくれました。
そこから気づいたんです。
「稼げる・稼げない」は、結局“自分がどこに着地したいか”で変わってくる。
他人の成功と比べる必要はなく、自分が納得できる働き方こそが正解なのだと。
最初から「このくらい稼げなきゃ意味がない」と高い理想を掲げてしまうと、行動できないまま時間だけが過ぎていきます。
でも、「まずは絵で誰かに喜んでもらえたら嬉しいな」とか、「自分のイラストで500円でも収入が生まれたらすごいこと」と思えたら、やるべきことも見えてくるし、何より自信がつきます。
好きなことを仕事にするには、「技術」だけでなく、「考え方」や「続ける工夫」も必要です。
特に私のような40代、家庭も仕事もある社会人にとっては、“一発逆転の夢”よりも、“コツコツ続けられる現実的な道”が大切。
SNSのフォロワーが何万人もいるわけじゃない。
派手にグッズがバズるわけでもない。
でも、ちゃんと自分の絵に価値を感じてくれる人がいて、少しずつでも報酬がもらえて、絵を描くことが生活の一部になっている。
そんな“じぶんサイズの幸せ”を知ることが大切なのだなと思っています。
【目的別】イラスト副業の稼ぎ方
副業としてイラストを始める際に大切なのは、「どんな働き方をしたいか」を明確にし、それに合った収益化の道を選ぶことです。
1. ココナラ・SKIMAなどでの受注販売(初心者におすすめ)
- 収益モデル:アイコン・似顔絵・SNSヘッダー・ペットのイラストなどを受注し報酬を得る
- メリット:在宅でできる/絵柄や価格帯を自分で設定できる
- 注意点:最初は受注が少なく、価格競争に巻き込まれやすい
おすすめ活用法:「女性向け」「ママ向け」などターゲットを明確にした出品が差別化につながる
2. オリジナルグッズ販売(収入は少額だが育てやすい)
- 収益モデル:SUZURI、BOOTH、pixivFACTORYなどでグッズを制作・販売
- メリット:在庫不要・自分の世界観を活かせる・長期的に収益の柱になり得る
- 注意点:宣伝しないと売れない/売れる絵柄と趣味のギャップが出やすい
おすすめ活用法:XやInstagramで、グッズ化の過程や作品紹介を丁寧に投稿
3. デジタルコンテンツの販売(時間のない社会人に向いている)
- 収益モデル:LINEスタンプ、イラスト集、Canva用素材、デジタルデコ素材など
- メリット:一度作れば繰り返し販売可能(ストック型)
- 注意点:売れるまでに時間がかかる/検索導線の設計が必要
おすすめ活用法:Instagramやブログで「素材の使い方例」や「制作ストーリー」を紹介し購入につなげる
4. SNSやブログ×アフィリエイト
- 収益モデル:自分の経験・スキルをブログやSNSで発信し、アフィリエイト広告で収益化
(例:「イラスト副業講座」「液タブ」「デジタル素材販売サイト」の紹介など) - メリット:絵だけでなく“描く過程”や“自分の思い”も収益化できる
- 注意点:継続的な発信とSEO・SNS理解が必要
おすすめ活用法:ブログやInstagramに「使ってるペン紹介」+Amazonアフィリエイトなど
5. オンライン講座・レッスン販売(中級者以降向け)
- 収益モデル:Canvaやストアカ、MOSHなどで“初心者向けのイラスト講座”を販売
- メリット:経験を活かせる/時給換算では高単価になりやすい
- 注意点:実績やフォロワーゼロからは売れづらい
おすすめ活用法:「主婦でも描けたイラスト講座」など、同じ立場の人向けに共感型でアプローチ
マネタイズ成功のカギは「絵を売る前の準備」
「描ける」だけでは売れない時代です。
次のような準備があると、売上につながりやすくなります。
- ターゲット設定:「誰に届けたいか」を明確にする
- ポートフォリオやギャラリーページの整備
- SNSでの発信練習(恥ずかしがらずに“途中の過程”も共有)
- 小さな成功体験(500円でも誰かに買ってもらえた実績)を積み重ねる
イラスト副業の現実的な第一歩
もし今、「どうやって始めたらいいのかわからない」「自分には難しそう」と感じているなら、最初はプロの力を借りるのもひとつの選択です。
今は、ネット上にライターやイラスト副業に関する情報があふれていますし、確かに、無料でも有益な情報はたくさんあります。
でも実際に副業をスタートしてみて強く感じたのは、「本当に大事なことは、自分で身銭を切って学んで初めてわかる」ということです。
有料の講座や教材にしか載っていない“実践ベースの知識”や、“やるべき順序”は、やはり存在します。
無料情報だけを追いかけていると、いつの間にか情報迷子になってしまい、結果的に遠回りしてしまうことも。
ただし注意点もあります。
残念ながら、世の中には悪質な商材や、成果の出ない高額講座を売りつけてくる人たちもいます。
だからこそ大切なのは、「この人から学びたい」と心から思えるような、信頼できるメンター(先生)を見つけること。
- 実際に自分が目指したい働き方をしている人
- 発信内容が誠実で、経験に基づいた具体性がある人
- 無理に煽らず、学ぶ人の目線に立ってくれる人
そんな人に出会えたら、あなたの副業ライフはきっとぐっと前向きに、そしてスムーズに動き出します。
絵で食べることを諦めたくない。在宅で自由に。好きを仕事に。社会人のためのイラスト副業オンライン講座【illust worker(イラストウォーカー)】
以下のようなことが学べます:
- 売れるジャンルと売れないジャンルの違い
- 受注までの導線設計
- 忙しい社会人でも続けられる副業設計
- SNSでの見せ方・ブランディング方法
この講座を主宰しているのは、現役プロのデザイナー・中里さん。
ココナラではトップセラーとして活躍されており、ご自身もイラストとWebデザインを組み合わせた副業スタイルでしっかりと結果を出している方です。
本も出版されていて、リアルな視点にフォーカスしたものが多く、初めての副業にチャレンジする社会人にもわかりやすく丁寧な内容となっています。
「絵描きがココナラで月収100万を実現する方法: 絵描きがココナラで売れたければ神絵師を目指すな!!」
「VTuberキャラクターデザイン&Live2D超入門 わかるLive2D動画解説付き」

講座では、ココナラなどのコミッションサイトを使って“売れる”イラスト副業を育てていく方法を学べます。
「社会人になってもイラストで食べていくことを諦められない」
「忙しい主婦でも続けられる副業がしたい」
「好きなイラストを副業にしたい」
「Vtuber制作スキルを身につけたい」
そんな方にぴったりの内容です。
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まとめ
イラストで食べていくなんて、若い子の話?
絵がうまくなきゃ無理?
大人になった今だからこそ、自分のために“好き”を形にしていい。
子育てや仕事で後回しにしてきた「わたしの夢」を、そっと動かし始める時です。
上手くいかなくても大丈夫。最初は誰だってゼロからのスタートです。
でも、正しい学びと仲間がいれば、思っているよりずっと、道は開けていきます。
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