ライブ後に耳が詰まった感じや、耳鳴り、頭痛、だるさなどの体調不良を感じることはありませんか?
その原因は、音量の大きさや環境、聴覚への負担などが関係しています。
特にライブ会場では、耳に直接大音量が届くため、知らず知らずのうちに聴覚に負担がかかってしまうことがあります。
今回は、ライブ後に起こりがちな耳のトラブルや体調不良の原因と、その対策方法をご紹介します!
ライブ後に起こりやすい耳の症状

- 耳が詰まった感じ(耳閉感)
- キーンという耳鳴り
- 音が聞こえにくい
- 頭痛やめまい
どんな健康な人でも、ライブ後であれば起こりうる症状ですが、どんな原因があるのか見ていきましょう。
ライブ後に耳の具合が悪くなる主な3つの原因

ライブ後に耳の具合が悪くなる主な原因は、3つあります。
1. 大音量による聴覚へのダメージ
ライブ会場では、一般的な生活では体験しないほどの大音量が長時間続きます。
スピーカーの近くにいる場合、その音圧は耳の鼓膜や内耳に大きな負担となり、耳鳴り・詰まり感・一時的な難聴などの症状が出やすくなります。
特に高音域は耳へ直接刺激が強く、敏感な聴覚細胞がダメージを受けやすいと言われています。
これが“ライブ後に耳が変”と感じる主な原因です。
また、一度ダメージを受けた聴覚細胞は自然に回復しにくいため、繰り返すと慢性的な耳鳴りや聴力低下につながることがあります。
ライブを思いきり楽しむためにも、耳栓やライブ用イヤホンで音量をコントロールし、耳を保護することがとても大切です。
2. 音響外傷
音響外傷とは、ライブ会場やクラブなどで浴びる大音量によって、耳の中の細胞や神経がダメージを受けることで起こる障害のことです。
突然の強い音や、長時間続く高音量にさらされることで、耳鳴り・聞こえにくさ・耳が詰まったような感覚などが現れます。
ライブ後に「キーンとする」「声がこもって聞こえる」と感じるのは、この音響外傷の初期症状であることが多いです。
内耳にある有毛細胞は一度傷つくと回復しにくいため、放置すると慢性的な耳鳴りや聴力低下につながる可能性も。
大好きなライブを楽しみ続けるためには、耳栓やライブ用イヤホンで音量を抑え、耳を守る対策が欠かせません。
3. 気圧の変化
ライブ会場では、空調や観客の熱気により気圧が微妙に変化し、これが耳の不調を引き起こす原因になることがあります。
特にドームやホールのような密閉空間では、空気の流れが一定になりにくく、耳の中の圧力調整がうまくできずに「耳が詰まる」「こもって聞こえる」といった症状が出やすくなります。
また、興奮や緊張で無意識に呼吸が浅くなることも、気圧調整機能が働きにくくなる一因です。
こうした気圧の変化による不快感は、あくびや唾を飲み込むことで多少軽減できますが、ライブ用イヤホンを使うことで外からの刺激を和らげ、症状を防ぎやすくなります。
ライブ後の耳の不調を予防するための対策

ライブ後の耳の不調を防ぐには、事前の準備と当日の工夫が大切です。
まず効果が大きいのは、ライブ用イヤホンや耳栓を使って音量を直接コントロールすること。
音質を保ちながら耳への負担を軽減でき、音響外傷の予防に最も効果的です。
また、スピーカーの真横や前方など、特に音圧が強い場所を避けて立つのもポイント。
こまめな水分補給や休憩を取り、興奮や疲労で体調を崩さないよう整えることも重要です。
ライブ前日はしっかり睡眠を取り、体調を万全にしておくと、耳の違和感が出にくくなります。
大好きなライブを楽しみ続けるためにも、日頃から耳を守る習慣を身につけておきましょう。
ライブ後に耳の不良が長引く場合は医療機関を受診する

耳鳴りや頭痛、強い倦怠感が数日以上続く場合は、自己判断せずに病院を受診してください。
特に、めまいや吐き気を伴う場合は、内耳や自律神経のトラブルが隠れている可能性も!
「休めば治るだろう」と軽く考えずに、早めに診てもらうことが、結果的に回復を早めることにつながります。
無理せず楽しむために!ライブ前後にできる5つの体調管理術

ライブを思い切り楽しむためには、「当日の過ごし方」だけじゃなくて「前日から翌日までの体調管理」が大事です。
しっかり準備しておくことで、ライブ中も快適に過ごせて、終わった後の疲れもぐっと軽くなりますよ。
ここでは、ライブを心から楽しむために押さえておきたい体調管理のポイントをご紹介します。
管理術①:前日はしっかり睡眠をとって疲れを残さないこと
ライブ前日の夜は、楽しみでついつい眠れなくなっちゃいますよね。
でも、寝不足は体調不良の大きな原因になってしまいます。
体力をしっかり回復させるためにも、少なくとも6〜7時間は眠るようにしてみてください。
それに、寝る前のスマホを控えてリラックスできる環境を整えると、質の良い睡眠がとれますよ。
十分に休むことで、当日の集中力や持久力も高まって、ライブを最後まで楽しめます。
管理術②:朝食でエネルギーと水分をしっかり補給すること
朝ごはんを抜いちゃうと、血糖値が下がって、ライブ中にエネルギー切れを起こすことがあるんです。
おにぎりやバナナ、ヨーグルトなど、消化が良くてエネルギー補給になる食事をとるのがおすすめですよ。
一緒に常温のお水やスポーツドリンクで水分も補っておくと、脱水を防げて、体の巡りもスムーズになります。
しっかり朝食をとることで、ライブ中も体力を持続させやすくなるんです。
管理術③:会場に行く前にトイレや休憩場所をチェックしておくこと
ライブ会場では、トイレや休憩スペースが混み合うことが多くて、体調が悪くなってもすぐに休めないことがあるんですよね。
事前に会場のマップを確認して、トイレの位置や避難経路、涼める場所なんかをチェックしておくと安心です。
特に長時間の公演や屋外イベントの場合は、無理せず休憩をとることが体調維持につながりますよ。
管理術④:帰宅後は体を冷やさず早めに休むこと
ライブ後は汗をかいた状態で外に出るので、体が冷えやすくなっています。
帰宅したらまずシャワーやお風呂で汗を流して、ぬるめのお湯で体を温めてリラックスしましょう。
それに、興奮が残って寝つけない場合は、白湯を飲んで心を落ち着けるのもおすすめですよ。
無理に夜更かしをせず、早めに休むことで翌日の疲れを軽くできます。
安心できる環境を把握しておくことで、より余裕をもってライブを楽しめます。
管理術⑤:翌日は無理せず予定を軽めにすること
ライブの翌日は、体の中に疲れが溜まっている状態です。
無理して予定を詰め込むと、免疫力が下がって、風邪をひいたり体調を崩したりする可能性があります。
できるだけ予定を軽めにして、体を休ませる時間を優先してあげましょう。
余韻を味わいながらゆっくり過ごすことが、次のライブを元気に楽しむための第一歩です。
ライブ後の体調不良対策についてまとめ
ライブ後の体調不良は、興奮や疲れ、環境の影響など、いろんな要因が重なって起こります。
でも、事前の準備とちょっとした工夫で、体の負担を大きく減らすことができますよ。
水分と栄養をこまめに補給して、無理せず自分のペースで楽しむことが何より大切です。
ライブは心を満たしてくれる最高の時間ですよね。
その喜びを長く味わうためにも、体の声に耳を傾けながら、自分をいたわる習慣を身につけていきましょう。



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