「ZINE(ジン)って気になるけど、どうやって作るの?」
「絵や文章をまとめたいけど本にするのはハードルが高そう…」
そんな方に向けて、ZINEの基本から作り方、必要な道具、印刷・配布の方法までをわかりやすくご紹介します!

ZINEってなに?
ZINE(ジン)は、自分の好きなテーマや表現を自由にまとめた「手作りの小冊子」のこと。
雑誌(magazine)から生まれた言葉で、写真、漫画、エッセイ、詩、イラスト、旅行記など、ジャンルもルールも自由。
誰でも作れるのが魅力です。
私も、20年くらい前にこういった個性が爆発している本が大好きで集めていました。
当時は、ジンという呼び名ではなく、豆本とか小冊子みたいなくくりだった気がします。
時代の流れを感じつつも、紙文化は根強いなと感じますね。
どんな人が作ってるの?
- イラストレーターや漫画家
- 写真家やライター
- 趣味を発信したい人
- 日記や推し語りをまとめたいファン
「表現したいことがある人」なら誰でもOK!
誰でもZINE作家になれます。

ZINEと同人誌は何が違う?
ZINEと同人誌はどちらも「個人や小規模グループが自主制作する本」ですが、それぞれの文化的背景や目的に違いがあります。
以下にわかりやすく比較してみましょう。
項目 | ZINE(ジン) | 同人誌(どうじんし) |
---|---|---|
発祥・文化圏 | 西洋文化(パンク・アート系に由来) | 日本のオタク文化に深く根付く |
目的 | 自己表現・アート・思想の共有 | 二次創作・オリジナル作品の発表や交流 |
ジャンル | 詩・写真・エッセイ・アート・日記など自由 | 漫画・小説(特にBL・アニメ系)などが主流 |
作風 | 個人の表現重視でラフな仕上がりも多い | 物語性・作品としての完成度を重視する傾向 |
配布場所 | 雑貨店・アートイベント・ギャラリーなど | 同人イベント(コミケ・コミティアなど) |
販売手段 | 手売り・アートショップ・ZINE専門店など | 同人誌即売会・とらのあな・メロンブックスなど |
印刷方法 | 手作りや少部数のコピー製本も多い | 印刷所で製本した商業誌に近いクオリティも多い |
ZINEは、例えば「自分が旅した場所の写真と詩をまとめた冊子」「日々のモヤモヤを綴ったエッセイ集」「推しキャラへの愛を手描きで書いた日記」など、作りたい形で自由につくることができます。
同人誌は、「あのアニメのキャラでBL漫画を描いた!」「自作ファンタジー小説を本にしたい」「ゲームのキャラ設定集を作った」といった、作品としての目的が明確なことが多いです。
両方に共通するのは、好きなものを形にする楽しさ!
目的に合わせてどちらのスタイルにするか選ぶのがおすすめです。
ZINE(ジン)の作り方ステップガイド
ここからは、ZINEの作り方についてお伝えしていきます。
ステップ①:テーマを決める
まずは「何をZINEにしたいか」を考えましょう。
例えば…
- 推し活記録
- 旅の記録
- 自分のイラスト作品集
- 創作ストーリーや漫画
ステップ②:サイズとページ数を決める
初心者には「A5サイズ・8〜16ページ」くらいが手頃。
A4用紙1枚を半分に折るだけでA5サイズの4ページになります。
ステップ③:中身を作成する
紙に手描きでも、パソコンでデジタルでもOK。
無料のデザインツール「Canva」などを使えば簡単にレイアウトできます。

ステップ④:印刷する
印刷方法は大きく2通り:
- 自宅プリンター:コピー用紙や厚紙を使って自分で印刷&製本
- 印刷会社:ネット印刷(グラフィック、プリントパック、同人誌印刷所など)を使えば、プロっぽい仕上がりに
ステップ⑤:綴じて完成!
ホチキスで留めたり、糸で綴じたりするだけでOK!
ZINEの味は「ちょっと手作り感がある」ことなので、あえてざっくりした仕上がりもアリです。

なんなら綴じてないタイプのものアリ!
ZINEの配り方・見せ方アイデア
- イベントで配布(文学フリマ、コミティアなど)
- 友達にプレゼントする
- 自分のSNSで紹介
- ネットで販売(BOOTH、minneなど)

まとめ:ZINEは「自分を表現する楽しい手段」
ZINEづくりは思っているより簡単で自由です。
ルールも評価も気にせず、自分の「好き」や「伝えたいこと」を形にしてみましょう。
最初の一冊を作ると、きっともっと作りたくなるはずです♪

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